四季を五感で楽しもう!自然素材の家・作品集 職人のこだわり!年間限定10棟の家づくり 伝統のよさ、心地よさ。「国産材100%の木造住宅」
大工棟梁の熟練の技で築く本格木造住宅 無垢材の重厚感と心地良さに包まれる家

重厚感あふれる3本の梁が印象的な、広々としたリビングルーム。ダイナミックな勾配天井は、一部を杉板張りにすることでコントラストが生まれ、自然素材に映る光と影が空間に彩りを添えています。これらはすべて熟練大工の丁寧な手仕事によって、手間をかけて生み出されたもの。間取りは家族団らんの居間空間と来客用の和室を続き間としたパブリックスペースと、寝室や水まわりをまとめたプライベートスペースを分けたプランニングが特徴的です。瓦葺きの入母屋屋根が美しい、平屋造りの外観も見所です。(北九州市八幡S邸)

A リビングルーム
B 手前:リビング、奥:和室 C トイレ
D 玄関

玄関や水まわり以外の生活空間を南向きに配置し、部屋の奥までたっぷりと光が注ぐ明るい室内を実現(写真B)。15畳大のLDの隣には、床の間や仏間、押入れ、さらには広縁まで備えた8畳の和室が続き、ゆったりとした空間が広がっています。

トイレなどの水回りも、天然無垢材と塗り壁を使うことで、清々しい空気に包まれ心地よさが感じられます。一枚板の手洗いカウンターは収納も兼ね備え、トイレットペーパーホルダーもさりげなく配されています(写真C)。さらに、格式のある玄関の佇まいもS邸の見どころの一つ(写真D)。敷き台と上がり框は無垢の水目桜(みずめざくら)、天井には香節(こうぶし)の落としを施しています。杉と桧を用いて職人によって手づくりされた下足入れなど、オリジナルデザインの収納や造作が、空間の上質感をさらに高めてくれています。

また、広い敷地を生かして、来客用の玄関と家族用の出入り口、キッチン横の勝手口と、3カ所に出入り口を設けることで、暮しやすさを考えた生活動線が実現しています。風格のある数寄屋風の外観が印象的なS邸(写真E)。軒桁とポーチ柱によって、深い軒下にもゆとりが生まれ、伝統的な日本家屋の風情が細部にまで感じられます(写真F)。

E 外観 F 屋組み