四季を五感で楽しもう!自然素材の家・作品集 職人のこだわり!年間限定10棟の家づくり 伝統のよさ、心地よさ。「国産材100%の木造住宅」
安心を象徴する大きな切妻屋根と 自然素材に包まれた、心和らぐ家

住み慣れた土地での建て替えにあたって、Kさんが選んだのは自然素材で築く家族が健やかに暮らせる家。「室内はすべて自然の木や土でつくられているので、住み始めた時から違和感がなく、すっと馴染むような居心地の良さがありました」とKさん。入居から数年経った今でも、心いやされる木の香りに包まれ、ヒノキの床や、スギの建具などは、年月を経て更に風合いが深まり、無垢材ならではの味わいが感じられます。家族の暮らしと同様に、時間をかけて住まいもゆっくりと成熟していくようです。(北九州市小倉南区K邸)

A 玄関
B リビングルーム C 廊下
D トイレ E 外観

シンプルな中にもデザインの異なる窓を効果的に配するなど、落ち着きのある洗練された外観が印象的なK邸。大きな2つの切妻屋根にいぶし瓦を葺き、外観のアクセントになっている格子にはべんがら色の自然塗料が施されています。玄関の格子を開けると、そこに広がるのは温もりのある無垢材の空間(写真A)。木目の美しさが際立つ玄関収納、リビングとの境に建てられた端正な障子、目透かし貼りの天井など、どこを見ても、職人の確かな技で丁寧に仕上げられています。

床や天井、腰壁、建具など、適材適所の無垢材の表情が心地良いリビングルーム(写真B)。ダイニングスペースは吹抜けを取り入れ、デッキに面したリビング側は梁をアクセントとして現わしにすることで、ひと続きの空間にコントラストが感じられます。ピアノの背面にあるのはリビング階段。踊り場の壁の一部に設けられた格子を介して、心地よい光と風が通り抜けます。

水回りへと続く廊下にも無垢材がふんだんに使われています(写真C)。しかも、壁の珪藻土が湿気を調節してくれるので、北側にあっても空気はいつも爽やか。同じ珪藻土ながら、トイレの壁は、刷毛目を活かした仕上げにするなど、趣の違いが楽しめます(写真D)。トイレの手洗いカウンターはスギの一枚板。真っ白な洗面ボウルとの調和が美しく、清潔感が感じまれます。また、床の一部に磁器タイルを用いる等、水はねにも配慮されています。