福岡県北九州市の工務店｜匠の創る家 星和住研｜エアパス工法 国産材100%

Ｉ邸の間取りはどこからでも庭が眺められるような間取りが特徴。庭を囲むようにＬＤＫや寝室、客間の和室、2階の子ども部屋まで、ゆるやかにつながっています。家族みんなが自然と集まるＬＤＫは、とにかく明るく広々（写真Ａ）。その理由は細かなサイズ設定にあります。キッチンの床やカウンターの高さ、窓の位置や大きさなど、現場で実際に住む人の目線で細かく決められました。

住まいの中心には開放的な吹き抜けがあり、家中どこにいても家族の気配が伝わってきます（写真Ｂ）。2階の子ども部屋にはスキップフロアの畳スペースも備えられ、子どもたちの格好の遊び場になっています（写真Ｃ）。ここは廊下から直接出入りできて便利なうえ、キッチンにいるお母さんの声も聞こえてきます。勾配天井の一部を杉板張りとし、現わしの梁や格子と調和した見事な機能美は、Ｉ邸の見どころの一つです。

家具や雑貨が表に出ていないのも、部屋をスッキリと広く見せるポイント。これもすべてのモノの収まりがいいようにと、収納の量や位置が決められているから。キッチン横には食品や日用品がたっぷり入るユーティリティが設けられ、玄関から直接出入りできる動線が確保されています（写真Ｄ）。玄関収納も兼ねており、コートやレジャー用品などが収まり使い勝手がとてもいいです。

水まわりもすべて自然素材を使用。洗面脱衣室は床・壁・天井、すべてヒノキ無垢。浴室前の床はキッチンと同じ耐水性に優れたタイルを使用（写真Ｅ）。トイレの壁は一部を漆喰仕上げとし、床はタイルで統一しています（写真Ｆ）。

1階はＬ字型に庭を囲むように建てられ、広いデッキが庭へと導いてくれます（写真Ｇ-1）。庭の一角には、山や川で遊ぶのが大好きな子どもたちが、いつでも自然を身近に感じられるようにとつくられた、自然の生態系を保つビオトープがあります（写真Ｇ-2）。棲んでいるのはコイやメダカ、ザリガニなど。閑静な住宅街にあって、子どもたちの遊び心や好奇心が満たされる、豊かな暮らしが育まれています。